昔は入学式にランドセルを背負って行ってました。それが当然だと思ってました。小学校の門の前でランドセルを背負った写真を撮影して、子供の一生の思い出としてアルバムに整理したものです。
ランドセルを持って行ってはいけないというのは本当?
耳を疑いましたが、実際に少なくないらしいのです。持っていきたい気持ちはあるけど、持って行けないとも聞きました。
でも一方でランドセルを背負っていって、校門で写真を撮ったという子供の話も聞きました。一体どういうことなのか、調べてみました。
調べてみると、持って行ってはいけないというのは、多くの場合お母さん方の誤解であったり、学校側の歯切れの悪いアナウンスが原因だとわかりました。
ランドセルを持って行ってはいけないというのは本当?
ランドセルの持参を禁止している小学校は殆ど無いはずです。ではどうして持って行ってはいけないと認識するんでしょうか。
それは次のような理由からでしょう。
入学式に持参するもの
就学前にもらう入学の栞には次のように入学式当日の持ち物について書いてあります。
●筆記用具
●手提げ袋
●(ランドセル)鞄など
ランドセルと書いてある学校と、鞄(カバン)と書いてある小学校があります。ランドセルが義務でない以上なかなか「ランドセル」とは書けないのが学校の事情なのです。
ランドセル持参を義務付けてる小学校もある
親切な小学校は、入学式当日はランドセルを持ってくるように指示してくれます。
教科書や粘土など大きくて重いものを持って帰るにはランドセルが一番合理的とわかってるからです。
紙袋に入れて持ち運んだら破れてしまいます。
他の小学校でも、入学式に持ってくるものとして「ランドセル」と明記してたりするようです。つまり、文部科学省が小学校に対し、入学式のランドセル持参を禁止するように要請はしてないです。
だから教育委員会あるいは学校長の判断で、持ってきても来なくても良い小学校もあるし、絶対に持ってくるようにしている小学校まであるということですね。
持っていけば良いんですよ。それを持って帰れとは絶対に言わないと思います。なぜなら、「禁止」「持って来てはいけない」「持ってこないこと」などと書いてないからです。
ランドセル不要の意味
中には「ランドセル不要、必要ない」と書いてある学校まであります。「ランドセル不要」「必要ない」というのは、持って来てはいけないではなく、「なくても良い」という意味です。
これを「持って来ては行けない」と誤解して、それがその学校の保護者に代々伝わり、学校の入学式にはランドセルを背負って行かない子供になるのだと思います。
学校側としてはランドセルでなくても良い立場ですから、無理に要りませんと答えるしかないでしょう。
ランドセルを持って行きましょう
その時入学式当日は禁止ですと言われれば諦めましょう。でもそんなことは言われないはずですけど。
それに帰りは教科書や教材などを持って帰るので、ランドセルはとても楽に持って帰れるのでとても楽で好都合なんです。
入学式にはランドセルを背負って記念撮影
小学校の正門に「○○小学校入学式」と書いた紙が貼りだされます。入学式の写真は入学式の日だけ撮影できるものです。学校にランドセルを持っていけないと思ってらしたお父さんは、入学式にランドセルを学校まで持っていき写真撮影をして、また家に持って帰ったと聞きました。
お母さんとのニ人三脚で頑張っておられるのですが、ランドセルを背負って行ってはいけなかったんでしょうか。
お祖母ちゃんにランドセルを背負った写真を送ってあげれば喜ばれます。
入学式のビデオ撮影ができれば撮影
一生の思い出を残しておきましょう。入学式当日は子供だけ先に教室に行き、ランドセル置き場に置くのでお母さんはランドセルを持っていなくて大丈夫なのでビデオも撮影できますよ。