- ① A4フラットファイルを使うかどうか
- ② 購入予定のランドセルがロッカーに入るかどうか
ロッカーにランドセルが入るかどうかを一応確認しておかないと、安心してランドセルを購入できませんよね。
ロッカーは学校によって大きさも置き方も違います。学校説明会の機会であれば先生から直接説明を受ける事ができますし、ロッカーを実際に確認できるのでメジャーで寸法をはかっておきましょう。
学校の先生は、どんなランドセルだったらロッカーに入らないから作り直したいと考えたとしても、予算が必要なことなので簡単なことではないわけです。ですから、入学する小学校のロッカーに入るかどうかを調べるお母さん方に全てがかかっています。
例えば、画像を見てください。
横型のロッカー
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縦側のロッカー
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一番普通のロッカーです。幅が一番問題となります。特に最近はA4フラットファイル対応なので、A4クリアファイル対応よりも幅が1センチほど広くなっています。 学校側はランドセルのサイズに合わせてロッカーを作りかえるようなことはありません。 ウイング背カンで肩ベルトが立ち上がっているので、高さも問題かもしれません。 |
ランドセルを縦に置くタイプです。 奥行も問題になる事もありません。 |
ロッカーに入るかどうかを決めるランドセルの寸法
就学前に開かれる学校説明会などで、実際に1年生のロッカーなどを確認させてもらいましょう。
ロッカーの寸法を調べる時、上の萬勇鞄の外寸である横幅250mm、奥行185mm、高さ320mmを基準にすると間違えてしまうので要注意です。
その理由は、「肩ベルト」の存在によって、ロッカーの高さ奥行をランドセルの外寸よりも大きなサイズになるからです。ちなみに小さなロッカーへの出し入れには、持ち手があると便利です。
まずランドセルのサイズをチェックする
ロッカーの高さをチェックするときは単にランドセルの外寸の奥行ではありません。 なぜかというと、背カンが肩ベルトを立ち上げているので画像のような肩ベルトの厚みを計算にいれた高さが必要なのです。
萬勇鞄のようにランドセルの肩ベルトの立ち上がりが大きいとかなりの高さが必要となります。 |
横幅もぎりぎりだと出し入れしにくいですよね。 両側からランドセルを持って出し入れするので、ロッカーの横幅にはある程度の余裕が必要です。 またカブセは擦れやすいので一年生の間は黄色のカバーを着けていると、ほとんど傷は入らないでしょう。 |
ロッカーの奥行きはランドセルの奥行とは全く違う部分の寸法です。このとき、肩ベルトの下部を取り付けている底部分までを測ります。 数字上のランドセルの高さとは違うんですね。
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学校側がランドセルそのものに関心がない理由
最後ですが、昔からロッカーの横幅、高さ、奥行はランドセルを出し入れするのに小さかったんです。不思議なのは学校側は特別に処置するわけでもなく、A4フラットファイル対応が増えてきたからといってロッカーのサイズを作り直したというようなことも聞きません。
まあそれでも何とか出し入れできてるんでしょう。それ以上に学校側はランドセルが入るか入らないかはには関心が無いんだと思いますよ。入学してくるまでのお母さん方の四苦八苦は分からないし、入学後に購入するものではないのでわからないでもありませんが、お母さん方の頑張り次第といったところです。
ランドセルが側板に擦れて傷がついたというのも残念なので、良くよく寸法を調べてくださいね。殆どのランドセルが入らなかったという事態にでもなれば、次の年からは改修してくれるかもしれません。