小学校入学準備について

小学校ロッカー
Pocket

小学校ロッカー
今から期待と不安が混ざりあって、小学校入学を迎える喜び半分、不安半分といったところでしょうか。
小学校説明会の時期は地方自治体で様々でしょうが、だいたい5月から始まり、少ない学校で1回、多いところでは3回ぐらいあります。

国立大学の付属小学校では説明会を開催しないところもありますし2回実施するところもあり様々です。その一方で私立小学校では4回開催するところもあるといったように、小学校によってバラバラですから、学校に問い合わせてみないことには分かりません。

学校説明会にはメジャーを持っていき、ロッカーの内寸を確認してください。また学校によっては横型のランドセルを禁止していて買い直したというお母さんもいらっしゃいました。

必ず質問をしてランドセル購入から入学までがスムースに行くようにしてくださいね。

渡された入学準備品リストの全てを入学前に購入しておかないとダメなの?

教科書は殆どの場合入学式当日に配られます。

文房具

キャラクターものは避けてほしいという学校が多いですね。ランドセルは文房具ではないのですが、学校側は口には出さなくても(既に購入した高価なものですから)キャラクターもののランドセルを好ましいとは思っていません。

だから背負ってきては行けないということはないですから気にするほどではないんですが、文房具についてはキャラクターものは子供たちの気が散るという理由もあって認めないことが多いようです。

文房具
クレヨンでなくクレパス・道具箱(A4サイズ)
・鉛筆(Bか2B5本、赤鉛筆4B1本)
・消しゴム(無地で白。)
・クレバス(クレヨンではなく16色程度のクレパス)
・はさみ(シンプル。使い良い)
・のり(つぼ型)
・したじき(B5型で無地)
・その他(粘土、ノート、ピアニカは入学後に学校が指定するので、入学前に買わないようにする。)

その他の持ち物

その他の持ち物
防空頭巾

  • 上履き(白)
  • 上履き入れ(持ち手が紐状)
  • 体操着(上は白の半そで、下は紺のハーフパンツ、赤白帽)
  • 体操着入れ(フックに引っ掛けておいておくので、ひっかけやすいもの) ・雨傘(目立つ色。扱いやすい物)
  • 置き傘
  • 防災ずきん(購入希望の場合は販売があります。もちろん手作りでも良いです。)
入学前に全て買う必要は無いですし、学校内で販売されるものも多いので心配無用ですよ。

ただ、学校内は指定業者の販売になるのでばかばかしいほど割高にはなることがあります。

学校指定であれば業者からの購入で致し方ないですが、そうでなければ安い方が財布的には嬉しいですよね。
もちろん入学後に学校でランドセルの販売はないですから、早めに準備しておきましょう。

入学時にできておいたほうが良いこと

生活面で準備しておきたいこと

  • 早寝・早起きの習慣をつける。
    早寝早起き朝起きられない子供にならない。朝日を浴びて起きる習慣づけで体内時計が整うので、目覚めやすくなります。テレビやゲームを夜遅くまでさせない。

    脳が過剰に興奮するようなことは8時以降は禁止したりやらないように習慣づけましょう。

     

  • 朝食を食べる習慣
    朝食を食べる習慣
    朝食を食べる習慣は絶対に必要かどうかはともかく、生活のリズムをつけるためにも軽い食事をする習慣づけをする。

     

 

 

 

  • あいさつ・返事がきちんとできる。
    あいさつ
    親がお手本です。親から「おはよう」「おかえり」「ありがとう」など積極的に話しかけるお手本を示して初めて子供は真似ることができます。

    全ての学びは真似から始まる事を忘れないように。家庭の親を見て育ちます。

 

 

学習面で準備しておきたいこと

ひらがなの読み書き

学習面の準備が一番気になる所です。知り合いの子供が自分の名前だけでなく、ひらがなの読み書きが全部できると聞くと、ひらがなぐらい読み書きできないといけないのかしら?と不安になってしまいます。

結論から言えば、大丈夫です。持ち物にひらがなで書いてある自分の「名前」が読めれば良いのです。

そうはいっても、おそらく「でも・・・」とお母さんの胸に不安は残ったまま。もし子供が興味を持つなら、教えても良いですが条件があります。

  • 鉛筆の正しい持ち方
  • 書き順
  • 字を書く姿勢

字そのものよりも、こういった事は一旦悪い癖がつけば矯正するのがとても困難なので、家では教えない方が良いと言えます。

子供たちは色々なことを学びますが、タイミングというものがあります。学ぶタイミングでは無い時に、親の不安から無理やり教えようとすると「勉強は嫌なもの」という体験になりがち。

学校で学び始めたら家で復習をする。それで十分ではないでしょうか。

算数の準備はどこまで?

例えば、100まで数えられたから100までの数が理解できているとは言えません。ただ数を暗記して口から発音できても、算数としての意味は無いのです。

花瓶に花を1本さします。それを10組用意して4~5歳の子供に、花の数と花瓶の数は同じですか?と聞くと「同じ」と答えても、花を抜いてひとまとめにして花束を一つ作ると、「花瓶と花の数は違う」と答える子供が出てきます。

花を除いてはないから「数は減ったりしない」ということが理解できないのです。こういった事を理解していない大人が「どうしてわからないのよ!」と迫ったとしても、教える手順が分かってないと算数嫌いの子供になるだけです。

ところが小学校に入学前の6歳ぐらいになると花束にしても花の数は変わらないことが理解できてきます。これはもう自然な発達ですからタイミングを待って教えることになります。

ちなみに小学校での算数の1年製の学習内容は次のようです。

 

  • 一対一対応による物の個数の比較
  • 個数を数えられる
  • 順番を数えられる
  • 数の大小を比較し並べられる
  • 数の分解と合成
  • 10を超える数の理解
  • 2桁、3桁のちょうどの数が読める
  • 10のかたまりで数を数えられる
  • 足し算と引き算ができる
  • 大きさ、広さ、かさを比べられる
  • 時計を読める
  • 物の形の区別ができる
  • 前後、上下の位置関係がわかる

コメントは受け付けていません。