内気な子供を持つ親としては、もしかして入学後は泣きながらの登校になるのではないかと心配ですよね。
その気持ちは痛いほどわかりますが、小学校に入学して数ヶ月は様子を見る時期だと自分に言い聞かせ、あれこれと先回りして心配して口を出さない事が、わが子の自立にとって大事なことだったですね。
保護者の気がかり
- 子供が学校に馴染めるか 。
- 子供に友達ができるかどうか。
幼稚園の友達と別れて、 新しい友人関係を作ることになるので、なるべくなら友人関係で苦労して欲しくないというのが親心。ましてや我が子が慎重で内気な性格、新しい環境に慣れるのに時間がかかる子だったら親はとても心配ですよね。
良い悪いということでなく、子供の個性は様々。小学校に入って友達ができるのに時間がかかる子供もいます。それは個性の違いなので、決してクラスの中で孤立しているというわけではありません。子供は広く浅くクラスメートと付き合って様子見をしている段階なのです。
同じ幼稚園で顔見知りの子もいますが、知らない子もいっぱいです。しかも、小学校1年生と言えば身体の大きさも様々、小さな子が大きな子に気後れして当たり前です。
でもね、子供って逞しいんです。その子の持っている力を信じてやるのが、親の務めかなと思っています。子供は大人と違って、ちょっとのきっかけで、すぐ仲良くなったりします。
確かに心配な気持ちは痛い程わかります。でも数ヶ月様子を見てると、知らない間に、友達を引き連れて家になだれ込んでくるようになるものです。
子供は子供のアンテナで、居心地のいい相手を探しています。夏休みをはさんで、メンバーが替わりながら、その内に決まった仲間が出来ます。
小学校に入学してからの友達作りについて
すんなり友達ができる子
でも逆に言うと、親御さんが安心して目が届かない内に、友達間でトラブルが起こることもあるのが、こういうタイプでもあります。
内気な子供
だからといって「内気だから仕方がない」と放置するのはよくありません。小さいうちから周囲の人と話せるように協力してあげましょう。小さいうちに上手く人間関係が作れたという経験がその子にとってとても大切なものです。
内気な子供が小さなうちから人と話せるようになるポイント
人との交流は挨拶が基本です。散歩中等に、ご近所さんや知り合いに会ったら、まずは挨拶をすることが大切だと覚えてもらい、習慣にしましょう。
注意してほしいことは、挨拶を無理強いしてはいけないということ。「ほら、挨拶しなくちゃダメでしょう!」とか、「うちの子は内気なのでダメなんですよ」なんて人前で言うと子どもは深く傷つきます。
時間はかかってもいいですから、挨拶の事はお家にいるときに伝えただけで、子供は十分理解しています。何とか恥ずかしさを乗り越えて言おうとしてる時に「どうしたの?挨拶は?」と水を差すようでは、自発的な挨拶は2度とできないかもしれません。注意してくださいね。
現在は核家族化が進み、親が共働きという事情もあって、家族団らんの機会も減っているようです。 同年代の子供達との会話も大事ですが、 家族、祖父母と会話する事で、会話力を身に着けさせましょう。 週に一回祖父母に電話するようにしても良いですね。
初めての小学校の生活で、なかなかなじめず不安も多いでしょう。 学校の様子や、困ったことを相談してきたら、すぐに話を聞いてあげましょう。
小学校入学とママ友について
小学校に入学すると、学校での子供の様子は把握しにくくなり、子供の様子を見落としてしまったりします。また、学校に聞くほどでもないけど、ちょっと聞きたいという時に、ママ友がいれば助かります。
参観日等で学校に行くと、ママたちが集まって話をしているのを見たりします。すでにグループができているようにも見えますが、同じ幼稚園で顔見知りだから、とりあえず集まって話しているという場合もあります。
中には、グループに参加するのが苦手なママや、あっさりした付き合いを好むママも多くいらっしゃいます。ママ友と言っても、堅苦しく考える事はなく、ゆっくり時間をかけて、気の合う人と出会えればいいな位の気持ちを持ちましょう。必ず見つかるものです。