今までランドセルを購入してきたお母さんたちが、ランドセルを選んだ基準はどういうものだったのでしょう。ここに一般的な基準を載せますが、大事なことはもっと色々あります。
でもあれもこれも取り上げると読む人に混乱を起こすので、基本的な基準だけを示してみますね。
もちろん、この基準がベストということではなく、あくまでも自分自身の基準を決める参考にしてもらえたらと思います。
ランドセル選びのポイント
- 軽さ(フィット感・材質)
- カラー(色)
- 機能
- 価格
- 強度
ランドセルの重さ
しかし、2017年度現在そのようなランドセルは殆どありません。その理由は、そのような軽いランドセルは6年間使えたのかどうか、壊れなかったのかということについて後悔したお母さんたちが多かったからです。
ランドセルの200gの違いはそんなに大きいですか?
1,200gと1,400gは200gの違いです。200gというと、写真の文庫本の重さです。1,200gのランドセルの中にこの文庫本を入れると、重さは1,400gのランドセルの重さと同じになります。200gの違いはこの程度です。
ランドセルは教科書とノートを入れて背負うものです。
この200gの違いをうんぬんしても、それほど意味は無い気がします。というのも、ランドセルは2~~3kgあると言われる教科書とノート、それにプリントやその他の物を入れて背負うのですから、教科書など入れるものを総合して考える必要がありますね。。
それに、200g程度の軽量化は、筆入れの材質を変えたり、少しの工夫ですぐにできることです。
そうすると、ランドセルそのものが200~300g軽いものを探すよりも、背負ってみて軽いランドセルを探す方が理にかなっています。
総重量が同じ重さのランドセルでも、背負ってみると軽く感じるランドセルと重く感じるランドセルがあります。ランドセルは肩だけで背負うものではないからです。
ランドセルそのもの重心や、背中へのフィットの程度とか、肩ベルトが肩や体にピッタリと沿っているか、馴染んでいるかどうかという事など全てが影響するものなのです。
良くあるフィットしていないランドセル特徴
- 肩にランドセルがぶら下がってる。
- 肩とお尻の上部にランドセルの重さが分散。
A4フラットファイル対応ランドセルを子供たちはどう思っている?
私は今よりも重かった昔のランドセルを背負っても重いと感じなかったんですが、背の低い友達は「重くて辛かった」と言ったので、体力の違いだったんでしょう。
ただ現在は教科書は大きな版になりページ数も増えているので、体格が少し大きくなるまでは小柄な子には辛いかもしれないですね。
B5版のときと比べてA4版の教科書は重いし大きいので、副教材もありますしランドセルの中は一杯になりそうです。
お母さんが背負ってみても重いと感じるという人もいます。ただ昔の子供たちと違って体力も低下しているのではとも思います。
1.5kgのランドセルに驚くお母さんがいますけれど、私の頃は1.5kgのランドセルは当たり前でした。
体力がつくまで辛くても体力訓練だと思うしかないですね。そして体力がつくのはむしろ良いことだと前向にも考えられますね。
自然皮革のカタログ上の重さよりも重いこともある
一般的にどこのランドセルメーカーでも、カタログに載っているランドセルの重さは、技術レベルの高い職人がスキミング(革の厚みを削ぐ作業)するので、いわば理想的な革のスキミング(革をそぐ)状態になっています。
しかし現実にはそのトップレベルの職人さんが、全ての牛革やコードバンをスキミングすることはできないので、カタログよりもやや重いランドセルに仕上がっていると思ってください。
まとめると、ランドセルの重さは、展示会ではスキミングの技術の高い職人さんが鞣した革を使うので、展示会のランドセルはカタログ通りの重さであっても、購入するランドセルがその重さとは限りません。
その点では人工皮革であれば、重さはほぼカタログ通りです。バラツキが許容できない方は、人工皮革素材を選んだ方が良いかもしれません。