牛革などの自然皮革は使っている内にひび割れたりしないのでしょうか。クラリーノなどの人工皮革は軽いって聞きますが問題はないんでしょうか。どうなんでしょう。
左のひび割れたランドセルのように、昔は自然皮革=牛革は時間とともにひび割れてくる素材だと思われていました。実際ひび割れた牛革のかぶせが良く見られました。
しかし、今は違います。信用のおけるランドセルメーカーでは「ひび割れ」は起こりません。革の厚みの半分ぐらいまで防水加工してあるので、耐水性には全く問題ありません。 今の牛革ランドセルは耐水性に問題は無く、本革特有の味が出てくるのが人気の理由です。それに背中や肩にフィットすると、本革のランドセルであっても軽く感じるんですよ。ランドセルの重さは体感重量こそが大事です。秤(はかり)で計った重さと実際に背負って感じる重さが違うことは良く言われるようになりました。背負って感じる重さの方が大事だとお分かりでしょう。クラリーノにはクラリーノの良さがありますが牛革・コードバンは重いからと敬遠してるなら少し考えを変えてみて下さい。 自然皮革=本革のランドセルはとても体感重量が軽いのです。
本体はクラリーノであっても、直接体に触れる背当てや肩ベルトにはソフトな牛革を使ってあるのが上級品です。 人工皮革のランドセル購入の理由は低価格ではありません。まあ低価格という理由はあるかもしれませんが、一般の店では殆どがクラリーノを中心としたランドセルしか置いてないからです。
先ほどから書いているように、自然皮革のランドセルでもクラリーノとほぼ同じ重さのものもあるようですが、革が薄くなっていないか、どこかで手抜きしてないか、コードバンをあまり使っていないのではないかチェックが必要です。全体的に見ればコードバンなどは1,400g程度あるほど少し重いものなのです。一番重い素材と言えます。しかし牛革、コードバンはクラリーノよりも非常に強い素材です。もちろんクラリーノにも強くて丈夫な素材は開発されていて、クラリーノタフロックなどは非常に傷がつきにくい強い素材です。