子供は親が思いもよらないようなランドセルの扱いをすることがあります。こうすればランドセルが壊れるなどということを体験的に学んでいない子供は、思わず破ったり壊したりする事があります。
また、友達がいたずら目的で何かをしかけた結果、壊れてしまうこともありますし、場合によっては危険な事もあるでしょう。
思いがけない壊れ方
肩ベルトなど千切れてしまった
ランドセルを遠投して遊ぶ:重いランドセルを遠くまで投げる遊び。男の子がやりそうな手荒い遊びですね。
肩ベルトは日頃から大きな負荷のかかる部分です。それを意識して牛革の一枚皮を使ってあることもありますが、全く配慮されていない肩ベルトの場合、壊れる=千切れる、断裂すると言ったことが起こります。
- マチの横ベルトに傘の柄を引っ掻けられて引っ張られて切れた
- 肩ひもを綱引きのように二人で引っ張っりあって背かんとの繋ぎが切れた。
丈夫なランドセルの見分け方が分からず失敗
ランドセルで一番壊れやすいところは、背かんのあたりと肩ベルトと錠前です。
ここが一番激しく力がかかるパーツだからです。つまり背かんと肩ベルトが丈夫なランドセルを選べば、壊れないランドセル選びはまず成功です。
背かんは金属でなくても丈夫なプラスティックであれば破損はありません
フィットちゃんのように、一度も破損事故のない丈夫なプラスティックを背カンに使っているメーカーもたくさんあります。
背カンに丈夫なプラスティックを使う理由は、クッション性があるので背負った時に体に不快感を起こさないからです。
金属だけでできた背カンを使ったランドセルもありますが、背負心地を良くするのはなかなか大変でしょう。
名の通ったランドセルメーカーが背かんの一部に耐用試験をしたプラスティックを使うのは全く普通のことです。そのような強度のあるプラスティックがあるのです。
でも東南アジア製の背かんに使われているプラスティックはその点避けた方が無難です。
肩ベルトと背かんを直接つなぐのでなく、その間に三角の金属カンのあるものなら、多少乱暴に扱っても金属カンが前後に動きクッションとなります。
だから直接肩ベルトと背かんが鋲で取り付けられたランドセル選ばない方が無難です。
この三角の部分がプラスティックという粗悪品が日本製以外のランドセルでは使われていたりするので、要注意です。
肩ベルトが弱くて失敗
肩ベルトはかなりのストレスがかかるパーツなので切れやすいところです。
強度のある肩ベルトを見定めないと、6年間の間に切れてしまいます。
新品の時に背負ってみたときにあまりにピタッとしている肩ベルトは避けた方が無難です。
肩ベルトが柔らかくて強度がないために背負い感が良いと考えられるのです。
最初は少し堅いぐらいの感触の方が丈夫な肩ベルトと言えます。そこはメーカーの説明を調べてみて判断してください。
柔らかすぎてフィットしている肩ベルトは丈夫ではない可能性があることを忘れないようにしてください。
また肩ベルトの取り付けが丁寧かどうかもチェックを忘れると失敗しますよ。肩ベルトの取り付け部分が手縫いで補強してあればかなり強度があります。
鋲だけで留めているのに比べて何倍もの強度があるし、鋲がとれても暫くの間使えます。萬勇鞄はこの点肝心の部分は手縫い仕上げで仕上げてあるので安心です。